アスペルガーの人はブログを仕事にするべき


私は子供の頃から他の人とは何かが違っていました。しかし具体的に何がどう違うのかはわかっていませんでした。少なくとも話し方には違和感があったようです。子供の頃から言葉遣いを真似されてからかわれることがよくあったからです。

理解力や認識の仕方も他とは異なるようです。他のアルバイトができていることをなぜか自分ではできないこともありました。

理解されない

特に学生時代にはその傾向が顕著になりました。大学での専攻科目は経済関連でしたが、なぜか哲学ばかりを勉強していたのです。

他の学生が楽しい大学生活を送っている中で、私は人生の意義とか、よく生きるとはどういうことかなどを考えていました。

この辺りから自分と他者との認識のズレに苦しむようになりました。面白い話題を提示しても、それを理解してくれる人がいないのです。

地獄の就活

就活が始まってからは本当に地獄でした。誰かが不合理な考え方をしたり、非効率的な行動をしてもこちらは無視すれば良いですが、それを押し付けてくるのは本当にやめてほしいです。

会社なんてただルーチンワークを回してお金を得るための仕組みに過ぎないのに、なぜ志望動機や入社したらやりたいことを聞いてくるのでしょうか?

もっと早い段階で、社会とはこういうものだと割り切っていれば、すんなり内定ももらえたでしょう。

しかし嘘と不合理に満ちた就職活動を生き抜くには私は正直すぎました。うまく嘘もつけず、面接でもなぜかよく落とされました。最終的に卒業間際になってようやく内定がもらえました。

一人暮らしができるようになり煩わしい家族からも解放されました。あとは働いてお金を貯めて、ビジネスに成功し、会社から自由になるだけです。

この時点で思ったのですが、どうやらアスペルガーの人は一人でいることを好むようですね。

正社員だともっと辛い

正社員として入社したら新しい地獄のスタートです。自分の社風に合った会社に入ることができれば良かったのですが、そうもいきませんでした。

そこは典型的な日本企業でした。考え方も古く、合理性や効率性が重視されず、年功序列な古臭い社風でした。自分とは全く正反対の社風です。3年で辞めることを前提で入社したとはいえ、入る会社を間違えたなとも思いました。

そこでは必要以上に気を遣ったり、空気を読んだりすることが重要でした。業界全体の先行きが暗いのに、どうしてそんなくだらない事を気にする余裕があるのかと理解に苦しみました。

特に上司の頭が悪く、話が通じないことが絶望的でした。上司の伝達ミスがこちらの解釈ミスとみなされることがよくあったのです。

アスペルガーは言外の意味を汲み取るのが苦手なので、曖昧な指示をされると困るのです。

予定より早く辞めた

自分が雇われで働くことに向いていないのは分かっていたので、3年働いたら辞めて独立しようと考えていましたが、1年4ヶ月で辞めてしまいました。

仕事と関係のないことでネチネチ言われ続けたので、精神的に限界がきてしまったのです。怒鳴られた時に感じた胸を刺すような痛みは今でも忘れることができません。

会社を辞めてからは、胸を押さえつけるよな圧迫感から解放されました。一人暮らしを始めた時もそうですが、人恋しいと思うことはほとんどありません。アスペルガーの人は孤独に対する耐性が強いのでしょう。

アスペルガーの人は接客に向かない

自分がアスペルガーだと気付いたのは、会社でこっそりネットを見ていた時でした。別にサボっていたのではなく、やることが無かっただけでした。

記事を読むほど、心当たりがでてきました。子供の頃から言葉遣いが変だったこと、他の人とは認識が異なること言葉のキャッチボールがうまくできないことなど、どれも自分に該当します。

アスペルガーは人と関わる職業に向いていないのです。しかし社会にある仕事のほとんどは人との関わりなくして成り立たないものです。

アスペルガーはほとんどの仕事に適性がないので成人になると自殺率が10倍に跳ね上がります。

私の場合も就職はおろか、アルバイトでさえなかなか決まらなかったものです。ただ落ちたバイトはすべて人と接するものばかりで、唯一採用されたバイトは棚卸し業務という、商品の数を数える仕事でした。人と話すことがほとんどないので、作業中は気楽でした。

アスペルガーの人は対人業務をすると、ストレスに押しつぶされてしまいます。彼らは論理的で合理的、予測可能性の高いものを好む傾向があるので、非合理な人間相手の仕事ほど苦痛をもたらすものはないのです。

アスペルガー症候群に合った仕事

自分がアスペルガー症候群であることがわかれば話は簡単です。その特性を徹底的に調べて、適性に合った仕事を探せば良いのです。

アスペルガー症候群の人は人と関わることを苦手なので、接客営業はできません。特に受付や店員などは臨機応変な対応が求められるので厳しいです。

ただバイトの求人の多くはサービス業の店員だったりするので、アスペルガー症候群の学生が適性に合ったバイトを見つけるのは難しいでしょう。

一方でアスペルガー症候群の人は高い知性と論理力、独特の感性、集中力があるので、作家や芸術家、プログラマーなどのクリエイティブな頭脳労働に適性があります。

本来自分が目指していたもの

私は学生時代から自分の傾向がある程度わかっていたので、これから需要が高まると思われるプログラマーを目指しました。

しかしプログラムを組んだことのない文系の学生はITではあまり歓迎されないようです。あと面接が苦手なのもあったので、諦めて営業に妥協してしまいました。どうやらこれが悪手だったようです。

ここで得意な英語を生かして、翻訳会社への就職を目指していれば、もっと楽に内定がもらえたかもしれません。

独立、そして電子書籍への挑戦

自分も人と関わらないビジネスを探しました。英語が得意で文章を書くのが得意なので、最初は英語教材を電子書籍で作ることにしました。ただ素人の書く本にはなかなかお金を払ってくれないのが実情です。

実際、個人が電子書籍で儲けたという話はネットで検索してもあまり出てきません。本格的にやるなら知名度と良質なコンテンツ、相応の広告費が必要になりそうです。

翻訳家はダメだった

次は翻訳家はどうかなと思って試しにネットで幾つか仕事をしてみましたが、どうにも自分には合いませんでした。

翻訳とは、もう既に書かれている文章の意味を別の言語に書き換える仕事です。まず興味のない文章を読むことは私にとって大いに苦痛なのです。それの相手に1日を費やせるほどの忍耐は私にはありません。

また翻訳なんて意味が8割くらい通じればいいとも考えているので、細かい文法ミスを指摘させるとうんざりします。

自分だけの世界を作りたい

相手の作った非効率なルールに乗せられるのが不愉快なのです。自分で一から何かを作らないと気が済まないのです。

プログラムにしろ、文章にしろなんでもすべて自分で作ったもの、さらに言うと自分だけの世界を作らないと納得できないのです。

そこに少しでも他人の意見が入ると邪魔に感じるのです。アスペルガー症候群の人はクリエイティブ系の仕事で無いとやっていけないはずです。

ブログがおすすめ

誰の影響も受けずに自分だけの文章を書いて生きていくとなると残された道は作家業になります。ただ電子書籍はほとんど儲かりません。

そこで最後の選択肢となったのがブログによる広告収入です。そこではただ情報の質だけがものを言います。情報の質を上げて、文章量を増やせば、誰でもそれなりに稼げます。

もちろん収益を出すためには、1年間文章を書き続けられるだけの忍耐力が必要ですが、人と関わる苦痛に比べれば大したことはありません。

ブログでは良質な情報と読みやすい文章だけでなく、他者とは異なる意見も重要です。誰でも知っているような事柄はネットでは評価されません。人間社会とは違って、他者と異なることが求められるのです。大多数の人間と異なる感性を持つアスペルガー症候群の人には天職とも言えます。

参考資料
「アスペルガー症候群を知っていますか?」


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