アスペルガー症候群の人の自殺率が高い理由とその対策

ウィキペディアでアスペルガー症候群について調べているとかなり衝撃的な情報を目にしてしまいました。

Sarah Cassidyらによる、英国の患者を対象とした臨床コホート研究による報告によると、アスペルガー症候群を持つ成人では、一般成人の9倍以上の自殺リスクがあり、社会的孤立や排除、失業等で二次的うつ病の危険因子を生ずることが多く、自殺リスクを低減するための適切なサポートが必要であると言う[39]

アスペルガーの人は自殺のリスクがそうでない人よりも9倍高いそうです。理由はやはりコミュニケーション能力の欠如による社会的な孤立です。

人間は社会的な動物です。人が生きていくには何らかの形で他者と関わらなくてはなりません。ただアスペルガーの人はそうした人の意思疎通にストレスを感じてしまいます。できなくはないですが、予測のできない人間というものと接するとストレスが溜まってしまうのです。それなら口をきかない物を相手にしている方がましだとも考えます。

アスペルガーの人にとって人と関わることは苦痛です。しかし人と関わらない人生というものは総じて不幸なものです。だからこそ自分に適した人との接し方について考えていかねばなりません。アスペルガーの人が苦手なのは人間の「予測不可能性」であり、人間そのものではないからです。

空気を読む必要を強いる人、すぐに怒鳴る人、気難しい人と関わらないようにすれば、人間の予測不可能性をある程度避けることができます。嫌な人がいても、その組織から抜けられる選択肢があればストレスも激減するはずです。ただ残念ながら今の日本では人の流動性が低いので、嫌な人がいても耐え続けることを強いられてしまいます。

特に正社員として会社に雇われている人なら、そこを辞めても同じ条件で雇ってくれるところは少ないです。嫌な人がいるからと職場を転々としていると、いつのまにか雇用の条件が悪くなってしまいます。

ではどうすればいいのか、手に職をつけるのが一番現実的でしょう。翻訳やプログラミングなど何かしらの技術を身につけておけば、会社を辞めても人的資本は下がらないので、同じような条件で働かせてもらえます。

欧米で広く取り入れられているこのシステムは職務給と呼ばれており、仕事の内容によって賃金が決まります。対して労働者の社内評価や地位によって賃金が左右される雇用システムは職能給と呼ばれ、日本の正社員の間で広く使われています。

むれ
むれ
アスペルガーであることを受け入れつつも経済的に自由になるために奮闘するブロガーです。 アスペルガー独特の自由な観点から、様々な記事を投稿します。

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