非正規雇用は正社員と自営業の悪いとこ取り


昨今日本の非正規社員の貧困化が報道されています。男性がフリーター、パートタイマー、アルバイトだと収入がとても低いともなされるので、結婚でも非常に不利です。だから男性の非正規社員の結婚率は非常に低いことも周知の事実です。

ではなぜこうした非正規労働者は収入が低いのでしょう?今回はその疑問に関するお話です。

正社員よりも給料が少ない

非正規社員の仕事は会社の末端で働くものが多いので、給料も低い傾向にあります。会社の手足となる単調作業は基本的に誰でもできます。労働市場では誰でもできる仕事は、労働の供給が多いので価値が低くなります。端的にいうと、いくらでも替えが効くから安くしてもいい、ということです。

また非正規社員には正社員のようなボーナスや昇給がありません。だから非正規と正社員では似たような仕事をしていても、待遇に大きな差があるのです。

自営業の強みとは?

非正規と正社員の経済格差はよく報道されますが、自営業の優遇っぷりはほとんど知られていません。確かに自営業者は正社員と違ってボーナスや昇給、有給などがありません。場合によってはアルバイトをした方がマシというくらい稼げない人もいます。

しかし自営業の強みは福利厚生ではありません。他にあるのです。

サラリーマンはぼったくられる

私たちが国に支払う社会保障費や税金は所得によって決まります。会社員の場合は、収入が高くなるに応じて所得も大きくなります。所得が大きくなれば、それだけ国に支払うお金も高くなります。

だから雇われで年収1000万円稼いでいる人でも、実質的な手取りが700万、800万円という話はよく聞きます。彼らはその所得に応じた社会保障費を支払っているのです。

こんな高い金額払ってられるか!と思っても彼らに逃れる術はありません。雇われで働いている以上、使える所得控除の額も決まっており、それを増やすことはできないからです。

自営業は節税しやすい

一方の自営業者は収入が多くても、経費や控除をたっぷり活用して所得を圧縮することができます。

例えば年収が1000万円でも経費と控除で900万円計上すれば、所得は100万円になります。税金や社会保障費は所得に基づいて計算されるので、高収入でも国に支払うお金は最小限ですみます。このようにほとんどの自営業者は所得を圧縮して税負担を軽減しているのです。

非正規雇用は割りに合わない

以上のように正社員は福利厚生で恵まれており、自営業者は税制面で優遇されています。しかし非正規社員はそのどちらのメリットも受け取ることができません。それどころか正社員と同様の高額な社会保障費を払わされ、自営業者と同じ収入・雇用の不安定さに苦しんでいます。

だからこそ私は非正規雇用は割りに合わないと思っています。非正規として雇われるにしても、その期間は最小限であるべきです。長く働いていれば経歴に傷がつきますし、非正規雇用で得られるものはそこまで多くありません。まともな収入を確保したいなら、正社員か自営業者のどちらかを目指すべきなのです。


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アスペルガーであることを受け入れつつも経済的に自由になるために奮闘するブロガーです。 アスペルガー独特の自由な観点から、様々な記事を投稿します。

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