最も効率的な英語学習法について


英語学習には誰がやってもある程度成功する無難なセオリーがあります。それがインプット仮説です。英文の多読による多量のインプットと英会話などの発話による少量のアウトプットを行います。

インプット仮説は言語学者のKrashen氏が提唱したもので、言語学習者が受ける理解可能なインプットこそが最も重要である、つまり「身の丈にあった英語をたくさん読め」ということです。

インプット仮説では、言語学習者は自分のレベルより少しだけ高いレベルのインプットを理解することで、言語能力が発達するとしています。Krashenは言語学習者のレベルを「i」とし、「i + 1」のレベルのインプットを行うよう主張しています。

例えば多くの人は糖尿病についてなんとなく知っているはずです。これを「i」とします。どんなメカニズムで、何が原因で、症状は何かを述べられる人は少ないと思いますが、簡単な説明を受ければ多くの人は理解できます。この情報を「i + 1」とします。

理解可能な+1の情報をインプットしていくことで、階段を段々と上るように頭に負荷をかけることなく、言語能力を高めることができます。

逆にこれが専門的な医療情報や複雑なメカニズムの説明になると、日本語でも理解しにくくなります。ここまでくれば「i + 10」くらいかもしれません。上がろうとした階段が壁くらいの高さだったようなものです。

つまり、質の良いインプットを多量に行うには、適切な難易度調整が必要になります。絵本や小説だと簡単過ぎたり、刺激が足りなかったりします。英語のニュースでは難しすぎることもあります。どちらにしても英語学習は面白くなければ続かないということです。

その点、速読英単語はとても良い教材でした。自分も高校生の時熱心に読んでいました。今の英語教育に必要なものは読者の興味を引き立てるお膳立てです。

今はスマートフォンが主流で、高校生のほとんどが持っているはずです。そこで電子書籍版の速読英単語のようなものが出れば売れるのではないかと思い、出版したのがこのまるごと英語シリーズとなります。

iPhoneの大型化に伴い、スマホで電子書籍を読む人は増えているようです。この流れにうまい具合に乗っていけたら良いと思います。

(追記)
電子書籍を読む年代層は主に社会人の男性です。そして電子書籍は読むのにお金を払わなくてはならない「閉じた情報」です。できるだけ多くの人に読んでもらいたいので、ネットに開放することにしました。電子書籍という形態にこだわる人のために電子書籍版の英語教材も出版していくつもりです。


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