派遣社員になるための手順・その感想


派遣社員という言葉を知っていても、実際に使ったことない人からしてみればどういった仕組みなのか分からないはずです。今回は実際に派遣会社に登録して実際に働くまでの手順や感じたことなどを書いていきます。

お金がない!働こう!

MVNOへの切り替えやドコモ端末の購入などでまとまったお金が必要になりました。来年の1月末には所得税の支払いも控えているので、資金不足です。そこで短期間だけ働くことにしました。

フロムエーなどで近辺のバイト募集がないか探していましたが、だいたいはコールセンター、パチンコのスタッフ、携帯電話の販売員などで、私にはとても務まりそうにないものばかりです。

派遣社員として登録

そこで派遣会社に登録して、自分に合った仕事を探してもらうことにしました。手続きは簡単で、必要事項をネット上で打ち込めば、向こうから電話がかかってきます。説明会の参加日時を聞いて、当日に事務所に行き、登録をすれば良いです。

私の場合はすぐ近場で募集している会社があったので、その近くの喫茶店で打ち合わせを行いました。打ち合わせと言っても、そんなに時間や手間はかかりません。

まず必要事項を用紙に記入して、派遣会社の社員として登録します。住所や電話番号、今までの仕事歴などですね。あとは給料の振込先となる口座の情報も記入します。

そのあとは自分がどんな仕事を希望するかを派遣会社の方と相談します。派遣先の会社の業務に納得すれば、職場を見に行きます。

業務内容に納得すれば即採用ということで、早ければ翌日から働けます。勤務初日は始業時間よりも早く職場に行って、派遣会社の担当者に会います。そこで勤務報告書などの手続きの方法を教わります。

業務開始

さて仕事の始まりです。仕事の初めの段階なので業務について詳しい説明を受けました。前にいた会社よりも説明の要領が良いです。他にも派遣社員を雇っているから、慣れているのでしょう。

私の業務はシリコンっぽい材質の製品を綺麗に成形することです。金具に成員を挟んで電気炉で加熱した後、プレスして形を整えます。後は製品を型に押し付けて、決まった形にくり抜きます。

初めのうちはやることが多く混乱しましたが、手順を覚えれば簡単です。私も1日で作業の流れを覚えてしまい、2日目からは一人でできるようになりました。ただ仕事があまりにも単調すぎるので、2日目で飽きてしまいました。それと電気炉から取り出した金具は非常に高温で軍手を何重に重ねても、熱が伝わります。耐熱性の手袋を用意する必要がありますね。

最初の2日間は耐えよう

仕事を始めたばかりの段階ではわからないことだらけです。守るべき手順も多く、頭も混乱するでしょう。そしてミスも頻発するでしょう。

その度に口うるさく注意されてしまうかもしれませんが、手順が体に染み着くまでの辛抱です。体が仕事を覚えてしまえば、何も考えなくても仕事が進みます。

特に初日は慣れない環境で心理的な疲労も大きいと思われますが、2日目以降はそうした疲労も大きく軽減されます。人間という生き物は思った以上に適合性の高いものなのだと感心します。

派遣社員のデメリット

ここからは派遣社員として働いて不便だと感じたことを挙げておきます。まず派遣社員は働く時間が自分で調節できません。一時的に会社の社員として働くわけで、時間も会社の都合に縛られます。

私としては週に3日間くらい働きたかったのですが、派遣だとそういう案件は少ないようです。その代わり時給の相場が最低1,000円とアルバイトより高いです。

また好きな時に辞めることができません。数ヶ月ごとに派遣の更新があり、そのタイミングでしか仕事を辞められません。

バイトなら自分に適性がなければすぐに辞められますが、派遣ではそうもいきません。この束縛の強さが高い時給に反映されているのではないかと思います。

派遣会社に登録してよかったと思うこと

派遣会社に登録したおかげで家から近い職場を紹介してもらえました。通勤時間は給料に反映されないので、職場は家から近いに越したことはありません。

前の職場では家から職場まで通勤に1時間弱かかっていました。毎日無理して早起きする必要があり、ストレスを感じていました。私は自分の時間を束縛されることが大嫌いなのです。

一方今の職場は家から自転車で10分程度で到着します。気軽に職場に行けるので、通勤が億劫に感じなくなりました。満員電車に乗らなくてよいのも大きなメリットです。

それでも雇われの身である限りは自分の時間は会社に支配されてしまうので、できるだけ早く独立したいものです。

町工場はオススメできない

私が派遣された先は小さな町工場です。ただ現代っ子である私には合わない部分がいろいろありました。

まず建物や内装が汚いことです。特に作業をするスペースはお客さんが来ることも少ないので、綺麗にする理由がありません。最も改装するだけのお金がないからかもしれませんが。

トイレや手洗い場もとんでもなく汚い上に、悪臭もひどいです。もちろんトイレの様式も和式で、ウォッシュレットは期待してはいけません。特に現代っ子は清潔な設備に慣れきっているので、不潔な労働環境には生理的な嫌悪感を覚えることだと思います。潔癖症の方は町工場には行かないようにしましょう。

次の問題点は設備が古いことです。古い装置や機械は使うのに手間がかかります。また正確な作りになっていないこともあるので、自力で調節する必要もあります。

例えば製品の型をくり抜く時は土台が固定されていないといけませんが、古い装置だと土台がずれることがよくあります。その度に自分で調節しなくてはならないので、何かと無駄な手間がかかります。

仕事で効率を重んずる人は間違っても入らないようにしましょう。ストレスで死んでしまいます。残念ながら私は潔癖症で効率的な人間なので、町工場は肌に合いませんでした。ただいきなり辞めても迷惑がかかるので次の更新で契約解除を考えています。

派遣社員として働き始めて1週間経つと、事務手続きの書類が3通送られてきました。せっかくなので順を追って説明していきましょう。

派遣労働者雇入通知書兼ね就業条件明示書

この書類には派遣契約に関する詳細な情報が書かれています。派遣先の会社名、住所、労働条件、責任者の名前などですね。

あとは派遣社員として働ける期間が3年後の日付で書かれています。この日付は抵触日と呼ばれています。難しい表現ですね。

派遣社員の労働条件は派遣先の会社のものと同じになります。休みの少ない会社に派遣されると苦労しそうです。

タイムカード

タイムカードと言いますがA4サイズの書類ですね。自分がどれくらいを働いたかを派遣元の会社に知らせます。この情報をもとに派遣社員の口座に給料が振り込まれるわけです。

社会保険加入手続きのご案内

派遣社員として働き始めると、各種の社会保険に加入する必要が生じます。具体的には雇用保険、健康保険、厚生年金などですね。

加入資格を得るほどに働くつもりはなくても、手続きの便宜上提出の必要があります。面倒ですが、必要事項を記入して速やかに郵送しましょう。

ただこれらに加入すると、ただでさえ低い賃金がごっそりと減らされるので、あまり気乗りはしません。

特に厚生年金は真面目に払っても元が取れないので、あんまり払いたくありません。国民年金の未納者の肩代わりをしているので、厚生年金は財政的にまずい状態なのです。

こんなものにお金を支払うくらいなら、FXの種銭にしたいくらいです。まあ私の場合はすぐに辞めるので関係ないですが。

年末調整について

12月初めに年末調整に関する書類が自宅に送付されてきました。年末調整とは会社から天引きされた税金を再計算する仕組みのことです。

会社は従業員から所得税を天引きして国に納めますが、その金額は一律です。例えば障害者であったり、妻や夫と死別していると、所得税の控除を受けることができます。他にも保険に入っていたり、扶養する家族がいる場合も適用されます。

しかし従業員個々のケースごとに天引きする所得税を変更するのは面倒です。そこで一旦所得税を同じ条件で源泉徴収して、税控除は年末にまとめて受けてもらう。これが年末調整です。

ただこの年末調整は会社にプライバシーが筒抜けになってしまうデメリットもあります。障害があってもそれを隠している人は税控除を受けられないのです。まあこのあたりからは脱線してしまうので、別の機会にでも語りたいです。

正社員として勤めていた頃にも同じような書類を目にしましたが、経理の人の言うがままに記入して提出したので、調べる暇がありませんでした。こうして調べてみると新たな発見もあって面白いものです。正社員として定年まで働くとこうした発見はできなくなるでしょう。

さて、派遣社員の年末調整もそんなに難しくはありません。税控除を受ける場合は必要事項を記入して、証明書類を添付します。私の場合は同年に会社を退職しているので、源泉徴収票を貼り付けます。

書類が文字だらけで複雑そうに見えますが、やることは単純です。税控除を受けたいのならその証明をしてくださいということです。必要事項を記入して、証明書類を貼り付けたらすぐに郵送しましょう。期限内に届かないと税控除を受けることができません。

仕事を辞めるときは

仕事を辞めるときは派遣会社の担当の方にその旨を伝えます。ただ契約期間が終了するまでは働き続ける必要があり、嫌になったからといってすぐに辞めることはできません。後釜の人員を用意する必要もあるので、辞める意思は早めに伝えておいた方がいいでしょう。

そのあとは他の派遣先に切り替えるか、派遣会社を辞めるかのアンケートが郵送されるので、返送しておしまいです。

振り返ってみて

今回の派遣業務は工場での単純作業でした。仕事は2日くらいで覚えられますので、簡単ですが、すぐに飽きてしまいます。何の変化もなくただ同じ作業を繰り返すので、時間の流れがゆったりです。

そして同じ姿勢で立ち詰めで作業するので、足腰に負担がかかります。前にいた会社とは別の意味で大変でした。こうした単調作業をずっと続けていると頭がおかしくなってしまいそうです。バイトなどの仕事はメインではなく、当面の資金の確保としてやるのが一番です。


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