儲かる資格ではなく、儲かるビジネスを目指そう


「儲かる資格とは何か?」この話題を口にするとき、私たちは資格さえあればお金を稼げると信じています。確かに医者や弁護士、会計士など難易度が高いほど多くのお金を稼げるという印象があります。果たして本当にそうでしょうか?

そもそも資格とはある技術が一定の水準まで達していることを証明するものであり、お金を稼ぐ道具ではないはずです。

もし資格の難易度がそのまま稼ぎに直結するなら、歯科医師や弁護士が稼げないことはおかしいということになります。お金を稼ぎたいのであれば、資格だけでなく、利益を出すための具体的な努力も必要になるはずです。

経理の狭き門

ここでもう一つ例を挙げておきましょう。簿記2級は適度な難易度と実用性からコストパフォーマンスに優れた資格だと言われています。これがあれば会計の基本的な知識が備わっていると証明でき、経理や会計の職に就ける可能性が高まります。

会社側も会計の知識がある人を採用したいので、資格を持つことは就職においてもアドバンテージになるはずです。では簿記の資格さえあれば会社の経理として働くことができるのでしょうか。そうとは限りません。

まず労働市場においても需給関係というものが存在します。経理は楽なイメージのためか応募者は殺到しやすい傾向にあります。ノルマがなくて、ストレスのたまらない仕事に就きたいのは誰だって同じです。

一方、会社側は経理を少人数しか雇いません。利益に直結しないので、人件費を最小限に抑えたいのでしょう。また、会計ソフトの性能の向上により、そこまで高度な知識がなくても会計業務ができるようになりました。これからも経理の需要は減少していくでしょう。

以上のことから、経理の職種という狭い門には応募者が殺到することになります。需要が少なく、供給が多い職種を目指してもなかなか採用されません。

雇われ以外の選択肢

ただこのことから会計の知識は需要がないと考えるのは早計です。需要が少なく、供給が多いのは経理の労働者であり、会計の知識そのものはまだまだ需要があるはずです。

例えば会計のノウハウを教えるサイトを作るのはどうでしょうか。会計業務に関して具体的な例を交えて丁寧に解説するのです。収益はアフィリエイトやアドセンスなどの広告収入から得られます。

またプログラムに強いなら簿記の勉強アプリを作るのも良いでしょう。有料のアプリはほとんど売れないようなので、こちらも無料にして広告収入を得る方が効果的でしょう。

どちらにしても会社から雇われずに自分でビジネスをして稼ぐことになります。自ら仕事を作ることは大変ですが、雇われない選択肢を取る人はまだ少なく、成功すれば大きな利益が手に入ります。

ビジネスを始めるのに資格は必要ありません。簿記の資格がなくても、会計やプログラム、ブログの知識があればすぐに行えます。

資格は金儲けの道具ではない

資格ビジネスを行っている会社が「この資格を取れば一生安泰」とか「就職に有利」などと喧伝しますが、間に受けてはいけません。お金を稼ぐのは資格ではなく、所有する本人なのですから。

お金を稼ぎたいなら労働市場の需給関係をきちんと把握するべきです。誰でも習得できるような技術なら価値は少ないですし、逆に需要が高く、誰も持っていない技術なら賃金も多くもらえます。資格とはそうした技術を証明する手段にすぎません。


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