生活保護のまとめ


不正受給が報道されるたびにバッシングを受ける不正受給。働いている人よりも多いと言われる支給額。何かと批判の的になりがちな生活保護ですが、今回はその概要を説明します。

生活保護の概要

生活保護は8種類から成っています。中でも大きな割合を占めるのは医療扶助、生活扶助、住宅扶助の3つです。特に医療扶助は生活保護費の半分を占めています。病気で働けなくなり生活保護を受ける人が多いのでしょうか。

どれくらい貰えるの?

ここでは最も関心の高いであろう生活扶助を見ていきます。どれくらい貰えるかは家族構成や都会住みか地方住みかで変わります。ウィキペディアに平均額が載せてあったので、抜粋しました。

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ちなみにフリーターの平均月収は12万円です。労働者よりも多くもらえるという情報は本当のようです。

さらに働いて収入を得ると、収入分だけ支給額が減らされます。つまり働いても働かなくても収入が変わらないのです。

働いても収入が増えないのなら、誰も働かないでしょう。現在の生活保護には自立を促す仕組みが機能していないのです。

どんな人がもらうの?

生活保護の受給者は母子家庭と高齢者に多いです。また受給者も2000年から2013年にかけて倍増しています。

捕捉率

所得が生活保護の支給基準を下回っている人の中で実際に使っている人の割合を捕捉率と言います。

日本での捕捉率は15.3-18%となっており、困窮している人の8割が制度を利用していないことになります。

原因は2つ。生活保護の支給額が高すぎるか、日本の賃金が安すぎるかのどちらかです。

(追記)
生活保護費は健康で文化的な生活を送るのにどれだけの金額が必要かを緻密に計算して出されたものです。となると日本の最低賃金が低すぎることになります。機会があればこの問題も考察しましょう。

不正受給

生活保護の不正受給がよくテレビで報道されますが、実際は総額の0.4%と不正受給の割合はごくわずかで、世界でも最低水準です。

実は世界最低レベル

日本の生活保護費のGDPに占める割合は0.5%です。OECDの平均が3.5%であることを考えると世界最低水準です。

終わりに

自分はテレビを見ませんが、報道で得られる知識は実に偏ったものだなと痛感しました。それも当然で、テレビの報道機関の収益も視聴率に依存するので、データに基づいた当たり前のことを言ってもお金にならないのです。

人の興味を引くには不安を掻き立てるのが最も良い方法だそうです。

社会問題の真実を知りたいのならデータを参照するのが手っ取り早いです。数字や統計は嘘をつきませんし、今の時代ネットを使えば有益なデータが簡単に手に入ります。最後に生活保護の実態を知る上でとても参考になったPDFを載せておきます。

今、ニッポンの生活保護制度はそうなっているの?


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