歯医者って儲かるの?


コンビニよりも数が多いと言われている歯医者さん。かなりの過当競争を強いられている感じですが、実際にはどれくらい設けているのでしょうか。その実態に迫ります。

割に合わないらしい

金額だけを見るとそれなりに儲かります。厚生労働省のデータによると平成26年の歯科医師の平均年収は734万円です。勤務歯科医師の方は年収が621万円となります。

しかしどちらも年収は減少傾向で、学費や開業資金の回収を考えると割に合いません。今回はその背景を考察します。

歯科医師が増えすぎた

歯科医師過剰問題は社会問題でもあります。厚生労働省の平成24年の歯科医師調査によると
歯科医師の数は102,000人で、平成8年の85,000人から一貫して増え続けています。

歯科医師の数は人口10万人に対して50人が妥当ですが、現在は80人に上ります。

平成24年の医療施設動態調査によると、診療所の数も約68,000とコンビニよりも多いです。

減らせない事情がある

増加の理由はいくつかありますが、まずは歯学部の入学者数が減少できていないことがあげられます。

公立の大学は定員を減らせますが、特に私立は入学者数の減少がそのまま収益の減少につながるので、入学者数を減らすことに踏み出せません。

また合格者数が少ないと政府からの助成金が減らされてしまうので、私立では意図的に学部生を留年させたりもしています。

国民の財布の紐が硬くなった

次は収入減少の背景を見ていきましょう。その前に医療制度改革に触れておきます。

昔の国民皆保険制度は国民の負担が低かったので、軽度な病気でも病院に通っていました。そのツケは政府が払うことになるので、これではまずいということで行われたのが医療制度改革です。

2006年には医療保険の自己負担率が2割から3割に上がっています。これにより国民が病院に安易に通わなくなります。歯の病気は緊急性が低く、優先度も下がります。結果として、歯医者に通う人の数が減りました。

ニーズが一定であることも要因の一つです。患者の数は決まっているので、歯科医師が増えると少ないパイの奪いあいになります。


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