なぜ床屋・散髪屋・理容院は儲からないのか?

2017年10月6日

私たちの住んでいる町には理容院がたくさんあります。特に人通りの少ない場所にある理容院はいつも客が少なく、儲かっているのか疑問に思います。そこで今回は理容院業界の実態に迫っていきます。

理容院とは?

その前に理容院の定義から。理容院は髪を切って顔を剃ることを目的とした商業施設で、床屋・散髪屋とも呼ばれます。一方美容院は髪を美しくオシャレにすることを目的としています。

理容院の数は減っている

QBハウスの作成した資料によりますと、理容所の数は毎年少しずつですが減少しています。1992年から2012年までの間に店舗数が14万から13万に減っています。特に2005年以降から急激に店舗数が減っています。その原因としては理容師の登録者数の激減、現役の理容師の高齢化、理容院の後継者がいないこと、などが挙げられます。

低い年収

理容師・美容師の平均年収は280万円です。日本人の平均年収410万円と比べるとかなり低めです。しかも理美容師になるためには、それぞれの養成施設を2年間通い、国家試験に合格する必要があります。しかも専門学校に通うために学費を100万円から300万円出さないといけません。国家資格なのにその辺のサラリーマンより年収が低いなんて割りに合わないですね。

少ない客数

厚生労働省のデータによると、理容院の1日の客数の平均は平日が10人で休日が14人です。意外と少ないですね。下手に1000円カットを行うと、日給が1万円になってしまい肉体労働の日給レベルになってしまいます。街中の床屋さんのカット料金が高いのは、そうしないと割りに合わないです。ちなみにサービス料金の平均は総合調髪で3700円で、平日に10人休日に14人の客がくると仮定すると、年間売り上げは1400万円になります。

高すぎる人件費

年間1400万円も儲かる!と思われるかもしれませんが、これは売り上げで人件費を差し引かないと利益が出ません。理容師の平均年収は280万円で、1店舗あたりの平均従業員数は3.8人なので、年間1000万円ほどの人件費がかかる計算になります。人件費の他にも設備の費用や土地代なども差し引くので、手元に残るお金は多くありません。しかも最近の理容院は1000円カットに客を奪われているので、以前ほど儲からなくなっているはずです。

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